2日目のスフィアで瀕死のネズミを発見する。
どうやら、MAO阻害剤入りチーズを食べたことが原因らしい。
犬伏はそのネズミの息を止めたことには平然としていたにもかかわらず、チーズの件は認めようとしなかった。
ここでは、そのことについて考察していく。
もうひとりの容疑者
犬伏は、ネズミをテーブルに叩きつけたことはあっさり認めた。
だが、チーズの件だけは知らないの一点張り。
悟が強く責めても、自分がやったとは認めなかった。
本当に犬伏がやったのだろうか?
彼女ではないとするなら、もうひとり怪しい人物がいる。
それは、榎本だ。
サトル編5日目、犬伏は榎本がいた地下の隠し部屋から、MAO阻害剤と幻覚剤DMTを盗み出している。
MAO阻害剤は、あの地下の小部屋にあったのだ。
地下にあったMAO阻害剤が全てとは限らないが、榎本がMAO阻害剤入りのチーズを与えた可能性は高い。
理由は、ネズミ捕り代わりだろう。
うろちょろしているネズミを煩わしく思って、あのような仕掛けを施したと思われる。
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